「できていたバック転が突然できない…」
小学生チアリーディング選手のイップス改善症例
今回は、チアリーディング・タンブリング競技をしている小学生の女の子のイップス症例をご紹介します。
(*個人が特定されないよう、一部内容を調整しています。)
世界大会に出場する選手に起きた異変
来院されたのは、小学5年生の女の子。
チアリーディング・タンブリング競技でチームのトップグループに所属する選手でした。
しかし2024年8月頃から、
「バック転をしようとすると身体が固まってしまう」
という症状が出始めました。
それまで普通にできていた技なのに、
・自分の番になると動けない
・足が前に出ない
・頭ではやりたいのに身体が止まる
という状態になってしまっていたそうです。
不思議だったのは「本番ではできる」こと
特徴的だったのは、
「大会本番ではできる」
という点でした。
逆に、
・練習中
・チーム内発表
・見られている場面
などで身体が固まりやすくなっていました。
これはイップスでよく見られる特徴の一つです。
「怖いからできない」
「気持ちが弱い」
という単純な問題ではなく、
脳や身体が無意識に“反応”してしまっている状態です。
本人も、
「なんでできないのか分からない」
という状態でした。
無理に話させないことを大切にしました
初回来院時は、とてもシャイな印象で、できるだけお母さんに話してもらおうとしていました。
そのため当院では、
・無理に話を引き出さない
・安心できる空気感を作る
・声のトーンや話すスピードを合わせる
・本人の反応を丁寧に見る
ということを大切にしながら施術を進めました。
イップスは、単に筋肉やフォームの問題だけではなく、
「無意識の緊張」
が深く関係しているケースが少なくありません。
特に子どもの場合は、
自分でも言葉にできないプレッシャーや感情を抱えていることがあります。
「できない」のではなく「身体が反応してしまう」
施術を進めていく中で、
・周囲からどう見られるか
・失敗してはいけない
・期待に応えなければいけない
といった無意識の緊張反応が見えてきました。
すると少しずつ、
「身体が固まる感じ」
が減っていきました。
本人自身も、
「前よりやれそう」
「怖さが減った」
という変化を感じ始めていきました。
世界大会でも演技成功
約4ヶ月間、計10回の施術を行い、症状は改善。
その後、2025年4月の世界大会にも無事出場し、演技を行うことができました。
イップスは「気持ちの弱さ」ではありません
イップスになる子は、
・真面目
・頑張り屋
・責任感が強い
という特徴を持っていることが多くあります。
そして、
「頑張りたいのに身体が動かない」
という状態に、一番苦しんでいるのは本人です。
だからこそ、
「なんでできないの!」
「気持ちの問題でしょ!」
ではなく、
“身体が無意識に反応してしまっている”
という視点がとても大切だと、私たちは考えています。
最後に
当院では、イップスに対して
・身体だけ
・フォームだけ
・精神論だけ
ではなく、
「脳と身体の反応」
という視点も含めて施術を行っています。
もし、
・突然できなくなった
・本番はできるのに練習で止まる
・身体が固まる
・原因が分からない
そんなお悩みがありましたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
ひより整骨院では、本人の気持ちに寄り添いながらサポートを行っています。



















