ストレスは一般的には我々の体や心に害をなすものとして捉えられています。
しかし、ストレスには良いストレスと悪いストレス、過剰なストレスと過小なストレスがあります。
トレーニングなどで体に負荷をかけることもストレスですが、適正なストレスであれば筋力を強くして、体を健康にします。
逆に日々何事も起こらなければ、人間にとって過小なストレスで、退屈を生み出し成長もしません。
ストレスとは、私たちの体や心に受ける情報刺激であり、過剰でも過小でもその人にとって不適切であれば肉体内部の関係性に悪い影響を及ぼします。
また良いストレスと悪いストレスも、人によって捉え方が違います。
例えば大勢の人の前で話すことが嫌だと思う人もいれば、楽しいと感じる人もいるでしょう。
つまり、私たちの体の内部と外部環境からの情報刺激であるストレスの関係性に不調和が起こると病気や不調が起こります。
当院で行っている心身条件反射療法(PCRT)はどのような関係性に「不調和」「不適応」が起こっているかを『生体反応検査』で調べます。
体に不調をきたす刺激情報には視覚・聴覚・味覚・嗅覚・身体感覚のような五感情報やご自身が大切にしている価値観、また心のルールである信念、無意識の潜在感情があります。
これらが体の誤作動の記憶として関係することが不調・不具合になります。
誤作動の記憶とは不調のパターンであり、五感情報・価値観・信念・潜在感情がその人の無意識に適応していない限り、その人にとってのストレスとなりうるのです。
ストレスとは、万人に共通のものではなく、その人の体と心に適応していない情報刺激を言うのです。
『生体反応検査』は人それぞれのストレスのパターンを調べることが可能で、『心身条件反射療法』とは不具合を良い状態にアップデートすることで症状の改善を図ることができる治療法です。