イップスの主な原因は「ストレス」と言われています。
運動は、脳の意識的なコントロールと無意識的なコントロールが調和することで正常に行われます。
意識的なコントロール:ボールをストライクゾーンに投げる、ゴルフのショットで特定の距離を狙うなど、目的を持った動作。
無意識的なコントロール:意識の指示を実現するために、脳が手足や体幹の動きを緻密に調整する。
この意識と無意識のバランスが取れているとき、スムーズな動作が可能です。
しかし、イップスが発症する際には、無意識の脳の働きが「恐れ」「不安」「プレッシャー」「過剰な意欲」といったストレスと結びつき、動作にブレーキがかかる状態になります。
ストレスといっても、単なる「不安」や「怒り」といった表面的な感情ではなく、潜在的なストレスが大きく関与していることが多いのです。
潜在的なストレスの要因
・信念(心のルール):自分はこうあるべき、こうしなければならないといった考え。
・価値観(心の栄養):自分の人生・生活にとって重要なもの
・ストレスにつながる記憶:過去の失敗体験やトラウマ
近年の研究によると、イップスの発症には以下の要因が関係していることが分かっています。
・プレッシャーや緊張
・過去の失敗体験
・フォームや動作の修正による正常動作の混乱
・過度な意識
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