ひより健康通信㊶
2017.11.28更新
今回の健康通信は「ヒートショック」についてです。
入浴中に亡くなられる方は年間で約17000人と推定されており、その多くが高齢者で、
高齢者が家庭内で死亡する原因の4分の1を占めています。
冬場になると入浴中の事故が急増しますが、その原因のひとつがヒートショックです。
ますます寒くなるこの時期、今回はヒートショックの原因と対策についてご紹介します。
ヒートショックとは
温度差の急激な変化により血圧が上下に変動することにより起こる健康被害です。
失神や不整脈、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。
入浴時に急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースはヒートショックの典型的な例とされています。
外気温が低くなる12月から1月にかけて入浴中に心肺停止となる方は、
もっとも少ない8月のおよそ11倍に急増し、血管がもろくなっているうえに血圧の上昇幅が大きくなりやすい高齢者は特に注意が必要です。
その他、高血圧、糖尿病、脂質異常症の方も、ヒートショックのリスクが高いと言われています。
ヒートショックが起きやすい人
・高齢者の方
・高血圧の方
・不整脈などの疾患がある方
・動脈硬化の方
・糖尿病や脂質異常症、肥満気味の人
・睡眠時無呼吸症候群の方
このように疾患がある方や生活習慣病、血圧変動が起きやすい方に特に多いのが特徴です。
高齢者の方は体温維持の機能が低下しており、血管も比較的脆くなっているため、
血圧の変化に伴うヒートショックが起こりやすくなっています。
冬場のお風呂。室内の寒暖差が出やすい入浴時に注意
室温に大きな差がある冬場の浴槽ではヒートショックを防ぐ必要があります。
断熱使用されていない住宅では同じ、湿度差が大きく現れます。
暖房器具により暖かな部屋に対して冬場の浴室および脱衣所、洗面所やトイレは、
外気温度が直に影響しているため室温が10℃以下になることも多くあります。
震えるような寒さの中で衣服を脱ぎ、体を冷気に触れさせることになってしまうと、
体の表面温度が10度以上も下がることになり、この寒冷の刺激が血圧の急激変動の原因となります。
今すぐできる対策
・食事直後や飲酒後の入浴は避ける
食後1時間以内や飲酒後は血圧が下がりやすい状態のため、時間を空けてから入浴を。
・シャワーでのお湯はり
寒い浴室からいきなり熱い湯船に入ると急激な血圧低下を招いてしまうため、浴室全体の室温を上げておく必要があります。
シャワーで高い位置から浴槽へお湯をはることで、浴室全体を暖める効果があります。
・脱衣所に暖房器具を
入浴前に脱衣所を暖めて、浴室・脱衣所・部屋の温度差を少なくしておきましょう。
・湯船に入る前にかけ湯を
心臓から遠い手足などの末端からかけ湯をすることで、身体を少しずつ温めます。
・湯船に入るときは足からゆっくり、出るときもゆっくり身体を出す
温度差で身体に負担がかからないよう、ドボンと湯船につからずゆっくりと出入りしましょう。
・湯船の温度は41℃以下がおすすめ
熱いお湯につかると血圧の急降下で失神してしまう可能性が高まり、浴槽で溺れる事故につながります。
湯船の温度は熱すぎない41℃以下にしましょう。
・入浴の前後はしっかり水分補給
体内の水分が不足することで血流が悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす場合があります。
入浴中はたくさん汗をかくため、入浴前後にはコップ1杯程度のお水を飲みましょう。
【今後考えたい対策】
・脱衣所・浴室の断熱改修など
高齢になると、特に持病がなくてもヒートショックの影響を受けやすくなります。
自宅の脱衣所や浴室が寒すぎる場合には、将来的には内窓の設置、浴室をユニットバスへ改修する、
浴室専用の暖房器具を使用するなど対策を考えるのもおすすめです。
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