スタッフブログ

2024.01.17更新

痛みとは体の体性感覚という体が感知するシステムを刺激することで起こります。
体性感覚は皮膚感覚と深部感覚に分けられます。
皮膚感覚は、一般的に馴染みがあるかと思いますが、皮膚で感じる痛覚・触覚・圧覚・温覚・冷覚があります。
深部感覚とは運動感覚と深部痛に分けられます。
運動感覚は関節や手足の動きを感じる感覚で、深部痛は筋肉や腱、関節、骨膜などの感覚のことです。
(出典:『図解雑学よくわかる脳の仕組み』福永篤志監修、ナツメ社より)


それらの組織に刺激が加わると、この感覚を感知する受容器の神経が電位興奮を起こします。
この電気信号は脊髄を通り、脳内にある視床を経由し、大脳の体性感覚野へと到達します。
その信号はさらに脳幹部から脊髄内を通って下降し、過剰な痛みの伝達を抑えるためにセロトニンやノルアドレナリンが放出されます。
それによって最初の刺激による痛みから、徐々に痛みが緩和していくのです。
この過程の中でどこかにトラブルがあると痛みが強くなったり、ひかなかったりすることがあるのです。

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痛みの刺激は最終的に大脳に到達します。
大脳の働きには記憶の貯蔵があります。
ここで海にいるウミウシに行った刺激に対する記憶の実験のお話をします。
ウミウシに対して最初は針で刺激を加えます。
そうすると、ウミウシは刺激に対して少し体を縮めます。
次に針に電流を流し刺激を加えると、針だけの時よりも大きく体を縮こませます。
電流を加えた刺激を加えた刺激を繰り返し流したあとに、針だけの刺激を加えると電流を流した時と同じように大きく体を縮こませました。
これでわかることは、刺激情報は脳に記憶され、必ずしも同じ強さの刺激でなくても条件付けされたスイッチが入ると、記憶された身体症状が引き起こされることがあると言うことです。

重たいものを持ったら痛くなるというスイッチを持っている人は、体に負担があるほどの重みでなくても、腰が痛くなるという条件反射が起こり得るのです。

その記憶の誤作動を書き換えることが慢性症状の改善に大きく役立つのです。

投稿者: ひより整骨院

2024.01.15更新

ストレスは一般的には我々の体や心に害をなすものとして捉えられています。
しかし、ストレスには良いストレスと悪いストレス、過剰なストレスと過小なストレスがあります。

トレーニングなどで体に負荷をかけることもストレスですが、適正なストレスであれば筋力を強くして、体を健康にします。
逆に日々何事も起こらなければ、人間にとって過小なストレスで、退屈を生み出し成長もしません。

ストレスとは、私たちの体や心に受ける情報刺激であり、過剰でも過小でもその人にとって不適切であれば肉体内部の関係性に悪い影響を及ぼします。
また良いストレスと悪いストレスも、人によって捉え方が違います。
例えば大勢の人の前で話すことが嫌だと思う人もいれば、楽しいと感じる人もいるでしょう。

つまり、私たちの体の内部と外部環境からの情報刺激であるストレスの関係性に不調和が起こると病気や不調が起こります。

当院で行っている心身条件反射療法(PCRT)はどのような関係性に「不調和」「不適応」が起こっているかを『生体反応検査』で調べます。

体に不調をきたす刺激情報には視覚・聴覚・味覚・嗅覚・身体感覚のような五感情報やご自身が大切にしている価値観、また心のルールである信念、無意識の潜在感情があります。

これらが体の誤作動の記憶として関係することが不調・不具合になります。
誤作動の記憶とは不調のパターンであり、五感情報・価値観・信念・潜在感情がその人の無意識に適応していない限り、その人にとってのストレスとなりうるのです。

ストレスとは、万人に共通のものではなく、その人の体と心に適応していない情報刺激を言うのです。

『生体反応検査』は人それぞれのストレスのパターンを調べることが可能で、『心身条件反射療法』とは不具合を良い状態にアップデートすることで症状の改善を図ることができる治療法です。

投稿者: ひより整骨院

2024.01.11更新

人は誰しもが『治る力』を持っています。
『治る力』とは、自己治癒力・回復力・再生力・復元力などとも言い換えることができるが、
それは等しくみんなが持っている能力です。

医学的にも、ホメオスタシス(恒常性)という言葉があり、これは私たち人間が、身体の外から受ける環境や内部の変化に関わらず、身体の状態(体温・血糖・免疫など)を一定に保つことを言います。

原理原則として、人間の身体は怪我や病気を自然に修復できるように創られています。
修復に必要な絶対的要素は、「栄養面」「肉体面」「心理面」の健康です。
そしてこれらは全て脳がコントロールしているということを忘れてはいけません。

「栄養面」とは身体を構成する食事が大きく関係しますが、これもバランスが必要で体にいいからといって1つだけを摂取しているとバランスが崩れ病気になってしまいます。

「肉体面」は適度な運動が必要で、肥満や痩せすぎな状態は病気とつながる可能性があります。

「心理面」はいわゆるストレスですが、ポジティブだから良いとかネガティブはダメということではなく、自分の居心地の良い心の状態であるかということが大切だと思います。

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便秘を例にとると、うんちを出すことだけにフォーカスすると薬を飲めば達成できるかもしれません。

ところが原因を考えてみると、水分不足や食物繊維の不足が問題かもしれません。
また長い間、薬に頼りすぎて自力で排便ができなくなれば、腸の筋力が低下して腸を動かすことができなくなってしまします。
さらに、精神的なストレスを抱えていると、お腹が痛くなったり、胃に穴が空くことが知られているように、腸の働きを悪くさせます。

もし本気で薬を飲まずに便秘を治したいと考えているなら、ご自身のどの要素が不具合を起こしているのかを見つけることが大切です。

このように栄養・肉体・心理面のどれかが不具合を起こすと不調が引き起こされるのです。
不調のパターンは脳に記憶されて、悪い学習記憶として常に体への信号としてアウトプットされます。

言い換えると、健康な状態も不健康な状態も脳が学習した結果なのです。

 

投稿者: ひより整骨院

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